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ここって本当に病院なの?

[2024.04.02]

いろいろなことを言われる。
うちは少し変わったクリニックだ。


「こんなにお医者さんと長い時間お話したのは初めてです」と診療が終わった時に言われたことがある。
同じようなことはしばしば言われる。


一般的に病院やクリニックでは、初診は長くて1時間、再診は10分から15分くらいで終わる。
横浜市などの療育センターでの医師の診察も同じである。
うちのクリニックでは診療時間がとても長い。特に初診。

ちなみに、東京都の療育センターには医師はいないので、そもそも診察はしていない。できない。


経営的には、診療時間を短くし、何度も来てもらった方がありがたい。
それでも、クリニックを始める時から、何かしらの薬を出して終了し、できるだけ多くの患者さんをさばくように診ることはやらないと決めている。

診断とその説明だけであれば、1時間以内で終わらせることは可能だ。療育センターでもそうしてきた。
でも、うちのクリニックは「発達の支援を通じ、お子さんとお母さん、お父さんを笑顔にする」ことを目指している。
落ち込んだ気持ちのままではなく、少しでも前向きな気持ちになって帰ってもらいたい。
だからこそ、診断とその説明で終わることなく、応用行動分析に基づき、お困りの行動への対応方法についてもお話し、一緒に対応を考えていくことにしている。時間の許す限り、質問にもお答えしている。


かんしゃく、こだわりなどの困った行動が減ると日々の生活がかなり楽になる。
また、子どものできることが増えてゆくことで、お母さんやお父さんの気持ちも前向きとなる。子どもには自信がつく。
診断はゴールではなく、適切な配慮とサポートに繋げるための手段でしかない。
診察料は、困りごとが減り、お子さんとお母さん、お父さんの笑顔が増えることの対価と考えている。
結果に対して、真剣に向きあっていきたい。


残念ながら、一夜にして問題が解決するような魔法のような治療はない。
それでも、日々、適切に子どもと接していくことにより、将来的に、子どもの人生、そして、お母さんやお父さんの人生にも、とても大きな違いが生じる。


子どもたちからは「ここって本当に病院なの?」と言われる。
お母さん、お父さんとお話している間、子どもは、受付のひととおもちゃで遊んだり、Yogiboに寝っ転がって漫画を読んだり、お水を飲んだりお菓子を食べたりしながら過ごしている。
できるだけ次の患者さんと重ならないようにしており、完全貸し切り状態にしている。伸び伸びとやりたい放題だ。
受付のひとがクタクタに疲れ果てていることもあるが、うちでの主な仕事は子どもたちと遊ぶことと話している。


クリニックに来られるときは、親子とも、いろいろな思いがあり、緊張されている。
ゆっくりとお話をお伺いし、丁寧に説明し、前を向き、着実に前進していただくため道筋を一緒に考えていきたい。
暴言や暴力、強迫行動など行動は、適切に対応してもらうことにより、実際、確実に改善している。
来てくれる子どもにとっても、「また来てもいいよ」と言ってもらえる場所であって欲しい。


少し変わった、病院らしくないクリニックで、お待ちしております。

 

 
                       

 

                     

 

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