「応用行動分析では子どもを犬や猫のように扱うのか」(怒) について
「応用行動分析では、子どもを犬や猫のように扱うのか」と言われる人がいます。
子どもを犬や猫のように扱うわけではありません。
望ましい行動には報酬(ほめる、ご褒美など)を与えて増やします。(「正の強化」)
犬や猫などを訓練する際と同じ手法を使うということです。
大人でも、給料が支払わなければ仕事を辞めるのではないでしょうか。
同じことです。
「いつも言い聞かせているのですが」や「何度も言っているのですが」なども話される保護者の方や学校の先生がいらっしゃいます。
「いつも」や「何度も」話してきて、行動が変わらない場合、今後、同じやり方を繰り返しても変わらない可能性が高いです。
小さな子どもがかんしやくを起こしても、暴力を振るっても、大目にみてもらえることがあります。
大きくなれば、厳しい目で見られます。許容してもらえません。
また、何よりも、お母さんやお父さんが辛い思いをしながら毎日を過ごすことになります。
発達業界には、本当にいろいろな「専門家」がいます。
話す内容がそれぞれ異なり、「何が本当なの?」、「どうすればよいの?」と思われることも多いと思います。
話している内容や対応方法が思い込みや決めつけではなく、根拠(エビデンス)があるかどうかが大切だと考えます。
病気の治療方法でも同じです。
科学的根拠のある(エビデンスレベルの高い)方法は、誰に対してもうまくいく確率が高いということです。
「子どもの気持ちを受け入れてあげましょう」、「子どもの気持ちに寄り添いましょう」や「子どもの不安を減らしましょうなど」と言われることがあります。
その通りだと思います。
全く異論はありません。
しかしながら、具体的に、何をどのようにすればいいか分かりません。
応用行動分析は、望ましい「具体的な行動」を増やし、望ましくない「具体的な行動」を減らすための考え方や手法です。
応用行動分析以外の考え方や手法を否定している訳ではありません。強要することもありません。
認知行動療法に基づく対応などをお話しすることもあります。
ただ、上手くいく確率の高いやり方から試すことが望ましいと考えています。
残念ながら、一部分を曲解し、騒ぎ立てるひとがいます。
考え方はいろいろです。
強要するつもりも全くありません。
お子さんのためにも、ご本人のためにも、正しく理解してもらいたいと考えています。
